「歴史幕末小説」酔えば勤王ってか〜『酔って候』
【概要】
幕末の土佐藩主の山内容堂の話がメインの司馬遼太郎作品ですな〜まあこの山内容堂がもうちょっと郷士のこととかを考える人だったら竜馬も苦労しなかったのにな〜(*´∀`)
【ストーリー&感想】
まあ仕方ないか〜山内一豊の子孫だからな〜徳川には恩があるからな〜一豊の一言で関ヶ原に勝ったようなもんだからね〜一豊が小山会議で皆の前で『自分の城を徳川に明け渡す』ってな〜自由に使ってくださいだと〜ふざけやがって〜豊臣に対する完全なる裏切り行為だろうがよ〜秀吉は一豊の真面目なとこを買って掛川の城を与えてたのによ〜(´д`|||)
秀吉も徳川がクーデターを起こすってのは分かってたからな〜だから真面目で律儀な一豊を東海道の掛川におき、江戸から大阪に攻めて来るだろうと思われる徳川を足止めしてくれると思いきや…真っ先に徳川の犬に成り下がるとはな〜秀吉も夢にも思ってなかっただろうな〜そしてこの一豊の一言で他の武将達が徳川につくか三成につくか悩んでたのが…一気に徳川へついてしまったわけだからな〜そして徳川が関ヶ原で勝ち、一豊はこの一言の功で土佐一国を手に入れたわけだからな〜(*≧∀≦*)
その子孫の容堂は徳川には逆らえないわな〜だが山内家の家臣の子孫である上士は佐幕派だが…長宗我部の家臣である郷士は徳川に恨みがあるからな〜そりゃ〜倒幕派になるわな〜だが藩主が佐幕だから仕方なく脱藩したわけですな〜竜馬も脱藩したしな〜脱藩しなければ倒幕運動は出来ないしな〜薩摩や長州は同じ関ヶ原で三成についたが…まあなんとか許されてるが…土佐の長宗我部は許されなかったからな〜藩の事情か違うわな〜薩摩や長州とはな〜( ☆∀☆)
だから土佐脱藩したもの達は浪人として新撰組に斬られまくったからな〜薩摩や長州はあまり斬られなかったのは藩士だからだよな〜斬ると色々もめるからね〜だが土佐脱藩は浪人だからな〜なんの遠慮もなく斬ってやがったぜ〜だから維新の後には土佐藩にはろくな奴が残ってなかったわけですね〜優秀な人材はほとんどかこの辺りで斬られてたからですな〜( ・∇・)
まあ山内容堂って人は詩人としてはかなりのもんだったが…しょせんは太平の世の殿様だからな〜幕末四賢候っいわれてたが…結局は口ばかりの殿様だったって事なのかな〜まあ吉田東洋を起用したのはいいがな〜だが東洋は暗殺されたしな〜東洋も上士を重く用いて郷士を軽んじてたからな〜頭はいいが身分差別が酷いからな〜この時代ってか土佐藩は仕方ないかな〜容堂は東洋暗殺者を捕縛して処刑したしな〜武市半平太も切腹させたしな〜武市半平太が維新まで生きてたら明治政府もだいぶ違ってたかもしれないな〜(*´∀`)
「酔えば勤王、覚めれば佐幕」って言われてたからな〜大酒飲みだったからね〜ようは思想は勤王だが…徳川に恩があるから現実的には佐幕しかなかったって事ですな〜大政奉還の後の小御所会議では最後まで徳川を 擁護したからな〜まあ本人もこれで「恩は返した」みたいな事を言ってたみたいだしな〜( ・∇・)
他の四賢候の島津久光、伊達宗城、鍋島直正の話もあるんで…まあ幕末の殿様の気持ちが少しはわかるかもな〜お薦めしますよ〜(〃⌒ー⌒〃)ゞ
【ランク…S】
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